2011-01-01から1年間の記事一覧
先週また上京して、雑用で中央線沿線をウロウロしています。私には電子マネーなんて縁遠いものだと思っていたのですが、Suicaも電子マネーだそうですね。ポイントカードのような擬似貨幣も含めて、現代社会には欠かせないものになってしまいました。Suicaで…
今日、こちら静岡は真夏日(気温30度超え)でした。フェーン現象で西風が熱波をもたらし、庭の花がいっぺんにしおれてしまいました。 今夏も猛暑になるのでしょうか。浜岡原発全面停止については、節電で協力することにやぶさかではありませんが、もうエアコ…
小説のように アリス・マンロー 小竹由美子著 新潮クレストブックス 2010年 2400円 なんでこんなに長い時間が過ぎたような深い感慨を抱くのでしょうか。マンローの繊細な短編を読むといつもそう思います。日常のふとした出来事から、それにいたるまでの長い…
震災後に東京へ向かうのに、これまで利用していた高速バスに乗るのが不安で、新幹線を使っていました。所要時間一時間では本を一冊読みきれないし、運賃も倍かかる。ということで、思い切って高速バスで帰ってきました。所要時間三時間で読みきったのがこの…
十日近く留守にしていたら、庭の花がびっくりするほど成長していました。でも花ばかりか雑草も大繁殖。今のうちに草取りをしておかないと、夏になって大変なことになるのはわかっているのですが、用事が溜まっていて、なかなか手がつけられません。 ウジェー…
今週末はまた実家へ。東京はまだまだ揺れているので落ち着かないでしょうね。 音楽嗜好症 ミュージコフィリア オリヴァー・サックス 大田直子訳 早川書房 2010年 2500円 サックスの最新刊。「人間にとって音楽とは何か」というのが大命題ではありますが、サ…
日本語のために 丸谷才一 新潮文庫 2011年 540円 うっかり本を持たずに駅まで来て、新幹線に乗る直前に売店で購入。有名なエッセイなのに初読でした。この作家の小説は、20年位前まではかなり読んでいたはず。Wikipediaで調べてみると、『輝く日の宮』以外は…
春らしい暖かな日が続き、すこし元気になったんですが、相次ぐ余震のニュースを見るたびに、原発のことと震源が南下していることを思い出し、『東南海大地震』が頭をよぎります。『地震、津波に火事、原発』。心配したってしきれるものではないんですけれど…
震災から一ヶ月、被災したわけでも買い物に不便をしているわけでもないのに、毎日落ち着かない気持ちでいます。新しい本がほとんど読めない状態ですので、ずっと前に読んだ本を少しずつUPしてます。 あんじゅう 宮部みゆき 三島屋変調百物語事続 中央公論新…
さきほど、東京から帰ってきました。計画停電もなく、スーパーの棚も空きがなくなっていました。 竜が最後に帰る場所 恒川光太郎 講談社 2010年 1500円 恒川さんの新作短編集。タイトルは似ているけれど、前作『南の子供が夜いくところ』のような連作短編で…
用事があって、今週末はまた東京に向かいます。暖かくなって計画停電はなさそうですが、日用品がまだ品薄なんでしょうか。 問題があります 佐野洋子 筑摩書房 2009年 1500円 佐野洋子のエッセイはあまり読んだことがありませんでした。歯に衣着せぬというか…
ソルハ 帚木蓬生 あかね書房 2010年1400円 主人公の女の子ビビは1987年に生まれました。アフガニスタン共和国が成立した年です。ビビが5歳から15歳になるまでの、激動のカブールですごした10年間の物語です。ソ連軍が撤退したあとの内戦、タリバンが支配した…
近況:先週とりあえず家にあったお米とトイレットペーパーと乾電池をもって都下の実家に行き、昨日静岡に戻ってきました。東京のスーパーのがら空きの棚にびっくりしましたが、震災の影響がほとんどないはずの静岡でも、米や電池をはじめとする数種の商品に…
ご無沙汰をいたしました。申し訳ないことに、いただいたコメントも放置したまま、半年近くも留守をしました。身辺いろいろあって、静岡と東京を行ったり来たり。なんとなく体調不良で、ブログにアクセスすることも含めて、いろんなことが面倒になっていまし…