壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

問題があります 佐野洋子

用事があって、今週末はまた東京に向かいます。暖かくなって計画停電はなさそうですが、日用品がまだ品薄なんでしょうか。
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問題があります 佐野洋子
筑摩書房 2009年 1500円

佐野洋子のエッセイはあまり読んだことがありませんでした。歯に衣着せぬというか、痛快というか、ちょっと意地が悪いと言うか、どれも当てはまらない様な文章。本音が自然体に出ていて、世の中を叱るというような上から目線はない。最後の「或る女」というのは、とんでもない人物なのだが、実在の人物なのか、いや、まさかね、本当にいるわけはない。でもとってもリアルで、散々笑わせてもらいました。(2010年11月読了)