壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

アフリカにょろり旅 青山潤

一週間ぶりに読書に戻れました。週刊ブックレヴューで紹介されていた「うなドン」の前作。午後の二時間で一気に読みました。 アフリカにょろり旅 青山潤 講談社 2007年 1600円 ウナギの系統進化を解明すべく、アフリカ大陸に生息する18番目のウナギ「ラビア…

夜明けの街で 東野圭吾

夜が明けると、台風15号に直撃された静岡では、ちぎれた葉や小枝が散乱し、ひどい有様でした。街に出てみると、一抱えもある倒木を何本も見かけました。こんな太い木まで倒れたのでは、電線はひとたまりもありませんね。 夜明けの街で 東野圭吾 角川文庫 201…

流れ行く者 上橋菜穂子

流れ行く者 上橋菜穂子 守り人短編集 偕成社軽装版ポッシュ 2011年 900円 守り人シリーズの外伝ではあるけれども、独立した短編として読んでも素晴らしい。特に『ラフラ(賭事師)』と『流れ行く者』は絶品です。読み終えたばかりの感動のため、いつもより饒…

他殺の効用 内田康夫

他殺の効用 内田康夫 中公文庫 2011年 590円 短編五話。内田康夫の短編は読むのが始めてかもしれません。いつもの長編から旅情と社会派風部分をとった感じで、よくまとまってます。どれもラストに特徴のあるものを集めたということですね。 『他殺の効用』 …

真夏の方程式 東野圭吾

真夏の方程式 東野圭吾 文藝春秋 2011年 1700円 夏休みを伯母一家が経営する旅館で過ごすことになった少年・恭平。仕事で訪れた湯川も、その宿に滞在することを決めた。翌朝、もう一人の宿泊客が変死体で見つかった。その男は定年退職した元警視庁の刑事だと…

天と地の守人(一部・二部・三部)上橋菜穂子

天と地の守人(一部・二部・三部)上橋菜穂子 偕成社軽装版ポッシュ 2008年-2009年 各900円 チャグム、ごめんね!祖国を救おうと、サンガルの暗い海に一人飛び込んだあなた『蒼路の旅人』を、一年近くも放っておいて。新ヨゴ皇国では、行方不明になったチャ…

スプーンと元素周期表 サム・キーン

一ヶ月以上休眠していましたが、9月になってからやっと朝晩が涼しくなり、諸般の事情も落ち着き、読書に戻れます。 この一ヶ月に読んだ本は数冊。行きがかり上、必要があって読んだ本が殆どなので、記事にできるのはこの一冊です。 スプーンと元素周期表 サ…