作家と猫 平凡社編集部
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NHKの「ネコメンタリー」という番組の書籍版といったところ。理屈っぽいのも、つい笑っちゃうのも、しんみりするのも、よくこれだけ集めたなあ。作家たちのエッセイや詩、漫画や写真で埋め尽くされていて、猫まみれ。どこかに猫の毛、付いてない?
多くの男性作家は猫の中に女を見出しているが、向田邦子は猫に貴男と呼びかけている。人間たちは、猫の中に自分とは異質なものを見出しているのだ。猫を飼っていなければ、作家にはなれないのかも知れない(笑)。セルビアの作家も猫に翻弄されていたっけ。
ああ、面白かった! どれも全部面白いので、紹介したらきりがない。以下に目次だけコピーしておく。同じ趣旨の『作家と犬』という本も見つけたが、借りようかどうか迷っている。作家と犬は相性がいいのだろうか。
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目次
Ⅰ 猫、この不可思議な生き物
猫の定義と語源
佐野洋子 『猫ばっか』より二編
串田孫一 猫
日髙敏隆 ネコとドア
手塚治虫 「動物つれづれ草」より「ネコ」
室生犀星 ネコのうた
まど・みちお ネコ
和田誠 桃代
岩合光昭 ネコの時間割/かわいいのに撮れない
出久根達郎 猫の犬
Ⅱ 猫ほど見惚れるものはない
向田邦子 マハシャイ・マミオ殿
寺山修司 猫の辞典
尾辻克彦 黒猫が来た
開高健 猫と小説家と人間
萩原朔太郎 青猫
伊丹十三 わが思い出の猫猫
洲之内徹 長谷川潾二郎「猫」
中島らも 『中島らものもっと明るい悩み相談室』より 妻とオス猫への嫉妬で狂いそう
松田青子 選ばれし者になりたい
近藤聡乃 猫はかわいい
Ⅲ いっしょに暮らす日々
武田百合子 『富士日記』より
金井美恵子 猫と暮らす12の苦労
石牟礼道子 愛猫ノンノとの縁
大佛次郎 暴王ネコ
永六輔 猫と結婚して
南伸坊 わたしがやってんですよ
いがらしみきお 猫よ猫よ猫よ
小松左京 猫の喧嘩
小沢昭一 老猫・ボロ猫・愛猫記
春日武彦 猫・勾玉
工藤久代 野良猫と老人たち
やまだ紫 山吹
Ⅳ 猫への反省文
幸田文 小猫
石井桃子 愛情の重さ
梅崎春生 猫のことなど
石垣りん 白い猫
室生朝子 優雅なカメチョロ
Ⅴ 猫がいない!
内田百閒 迷い猫の広告
石田孫太郎 猫の帰らぬ時の心得
岡倉天心/大岡信 訳 親愛なるコーちゃん
武田花 雲
三谷幸喜 「おっしー」を抱いて……/最期に見せた「奇跡」
井坂洋子 黒猫のひたい
吉本隆明 一匹の猫が死ぬこと/自分の「うつし」がそこにいる
夏目漱石 猫の死亡通知
Ⅵ 猫的生き方のススメ
田村隆一 カイロの猫
水木しげる 猫の道
養老孟司 猫派と犬派の違いについて
谷崎潤一郎 客ぎらい
平岩米吉 絵画にあらわれた日本猫の尾についての一考察