2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧
グランド・ミステリー 奥泉光 角川文庫 電子書籍 噂の煉瓦本『虚史のリズム』を図書館で借りたのだが、あまりの存在感と字の細かさに怖気づき、図書館貸借期間の2週間で読み切る自信がない。なんとか勢いをつけようと、『鳥類学者のファンタジア』『モーダ…
三鬼 三島屋変調百物語四之続Audible Audibleの『泣き童子』で、耳から読書に味をしめた。固有名詞の漢字がわからなくても、気にならなくなってきた。語り捨て聞き捨てって、おちかが聞く百物語の原則みたい。農村や山村の因習、人の心の闇に戸惑うが、第二…
100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集 福井県立図書館編著 図書館電子書籍 ネット界隈で話題になっていた『覚え違いタイトル集』。図書館のリファレンスに照会のあった覚え違いの実例が100あまり。周回遅れだが、電子書籍を図書館で借りた。 目次を読んだ時…
悪しき狼 ネレ・ノイハウス 酒寄進一 訳 創元推理文庫 ドイツ・ミステリ、オリヴァー&ピア・シリーズの六冊目は『悪しき狼』。前作『穢れた風』を読んで久しいので、読みながら登場人物をだんだんに思い出した。前回までオリヴァーは離婚問題を抱え、捜査に…
昭和94年の横丁/跡継ぎの条件/曇天の店 恩田陸文春e-Books 電子書籍 恩田さんのショートホラーが三編。昭和の雰囲気漂う居酒屋が舞台になっている。表紙の写真の雰囲気がよくて、ジャケ買いした。数葉の写真が付されていた。 あまりに短くて十分以内に読め…