内田康夫デビュー30周年記念の第三弾、浅見光彦の事件としては109番目の作品だそうです。名古屋の旧家に伝わる仙台箪笥のなかから出てきた五言絶句。旅情と人情と歴史がからみあい、例によって例のごとく三十三歳の光彦の第六感が冴えるんで・・・。一気に読み終わりました。
でも、なんと!!光彦さんが携帯電話を持っている!!いつの間に??ご母堂様の家訓はどうしたの??これがなんといっても最大のミステリーでした。どうも前作『神苦楽島』で光彦さんは携帯を手に入れたようなんですが・・・・・。自動車電話ってもう使えなくなったのかしらん。