壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

ぼくが探偵だった夏 内田康夫

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ぼくが探偵だった夏 内田康夫
講談社ミステリーランド 2009年 2200円

「永遠の青年」である浅見光彦の少年時代の事件。『記憶の中の殺人』も少年時代に遭遇した事件でしたが、それに比べて本書はいたって軽い少年探偵物でした。今回のマドンナは転校生の本島衣理という気の強い女の子。浅見一家に加え、お馴染みの登場人物(信濃コロンボ竹村警部、ルポライターだった内田康夫氏)の若き日の姿は、ファンならではの楽しみです。

ミステリーランド」シリーズは初めてです。二時間かからずに読了できるので、集中力のない今の私にはちょうどいい長さです。「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」というシリーズはジュブナイルといえどもなかなかの執筆陣で、2200円とちょっと高めですが、表紙や挿絵も豪華。このシリーズをすこし漁ってみましょう。