1963年出版、1968年に翻訳され久しく絶版となっていたものが、今年復刊されました。
マルコヴァルドさんは大家族を抱えた貧しい労働者です。都会の真ん中で暮らしながら、マルコヴァルドさんが夢見るのは自然に包まれた暮らし。都会のわずかな季節の変化や生きものの気配に心奪われ、なんだかいつも突飛な行動を始めます。メランコリックなマルコヴァルドさんが都会の中で愛着を感じる自然は、でもやっぱり本物の自然ではなくて、やっと手に入れたかと思いきや、すべてが幻想として手からこぼれてしまいます。
五回の春夏秋冬にちなんだ二十の短編は、子供向きとも大人向きともつかない現代のおとぎ話です。現代社会とうまく折り合うことのできないマルコヴァルドさんの目を通して、経済優先の消費社会への風刺や批判がそれとなく提示されるのですが、教訓めいた雰囲気になる寸前に物語はとんでもない方向に進んで、読者の予想を突き抜けます。
巻末の作者自身による解説は、あたかも他人の作品の書評のように書かれています。ユウモアとペーソスとシュールな風合いは、同時代の作家ジャンニ・ロダーリに共通するものがあり、『猫とともに去りぬ』がお好きなら、これもきっとお気に入るはず。
↓少々meno↓meno↓ネmeno↓menoタ↓meno↓menoバ↓meno↓menoレ↓
春 都会のキノコ
大通りの並木の根元にキノコを見つけたマルコヴァルドさん・・・
♪皆で仲良くなんていう教訓は二度ひっくり返されました。
夏 別荘は公園のベンチ
狭くて寝苦しいベッドから抜け出し、ベンチで一夜を過ごすが・・・
♪どっちが寝苦しいか、思うようにはいかないものです。
秋 町のハト
ヤマシギの渡りを見かけたマルコヴァルドさんは・・・
♪いい考えだと思ったのにね。
冬 雪に消えた町
会社の前の道路の雪かきを命じられたマルコヴァルドさんは・・
♪すべては雪の中の夢だったのでしょうか。
春 ハチ療法
リュウマチの痛みに悩む友人家族のために・・・
♪この結末は予想できます。
夏 土曜の午後、太陽と、砂と、まどろみと
リュウマチ治療に砂風呂を勧めらたマルコヴァルドさん・・・
♪♪この結末は予想できかねます。
秋 お弁当箱
おくさんに作ってもらったお弁当に飽きて・・・
♪おかず交換!
冬 高速道路ぞいの森
今夜もやす薪を集めに息子のミケリーノは・・
♪ここでクイズ・都会の森とはなんでしょうか
春 おいしい空気
転地療法を勧められてた娘のために、一家で丘へピクニックへ・・
♪田舎暮らしに憧れて引っ越したまではいいけれど・・という感じ。
夏 牛とすごした夏休み
放牧場へ向かう牛の群れを追いかけて息子のミケリーノは長い休暇に出た
♪農場の夢と現実
秋 毒入りウサギ
退院したマルコヴァルドさんは研究室のウサギを連れ帰った・・
♪人間の勝手に振り回されるウサギがいちばんかわいそう
冬 まちがった停留所
インドの森の映画を見たあと、マルコヴァルドさんはまちがった停留所で降りた
♪♪夢のような夜の街で、迷いに迷って行きついた先が・・・・
春 川のいちばん青いところ
安全な魚を手に入れようと、釣りに出かけたマルコヴァルドさん・・
♪汚染魚か罰金か関税か、選択を迫られるマルコヴァルドさんの第四の選択。
夏 月と《ニャック》
アパートの向かいの巨大なネオンサインに夜空を奪われて・・・・
♪ホッとしたのもつかの間、もっと巨大なネオンサインが・・
秋 雨と葉っぱ
会社の部屋で日の当たらない鉢植えの木を、雨に当ててやって・・・
♪♪植木を世話するのに夢中になってどんどん過激になると植木もそれに答える
冬 スーパーマーケットへ行ったマルコヴァルドさん
貧乏なので見学に行っただけなのに、大きなかごいっぱいに・・
♪一家全員でかごをいっぱいにした後、さあ、どうするのか
春 けむりと風とシャボンの泡
町中の無料洗剤サンプルをあつめる子どもたち
♪さいごは夢のような風景に・・
夏 都会に残ったマルコヴァルドさん
都会の自然を満喫しようとヴァカンスには行かないマルコヴァルドさん
♪あーあ
秋 がんこなネコたちの住む庭
友だちのトラネコも教えてくれない秘密をついに突き止めた
♪♪♪マルコヴァルドさんの突飛な行動には慣れたけど、それにしても意外な展開
冬 サンタクロースの子どもたち
サンタ姿で会社の顧客にプレゼントを配るマルコヴァルドさん
♪♪最終話らしい見事でシュールなどんでん
大通りの並木の根元にキノコを見つけたマルコヴァルドさん・・・
♪皆で仲良くなんていう教訓は二度ひっくり返されました。
夏 別荘は公園のベンチ
狭くて寝苦しいベッドから抜け出し、ベンチで一夜を過ごすが・・・
♪どっちが寝苦しいか、思うようにはいかないものです。
秋 町のハト
ヤマシギの渡りを見かけたマルコヴァルドさんは・・・
♪いい考えだと思ったのにね。
冬 雪に消えた町
会社の前の道路の雪かきを命じられたマルコヴァルドさんは・・
♪すべては雪の中の夢だったのでしょうか。
春 ハチ療法
リュウマチの痛みに悩む友人家族のために・・・
♪この結末は予想できます。
夏 土曜の午後、太陽と、砂と、まどろみと
リュウマチ治療に砂風呂を勧めらたマルコヴァルドさん・・・
♪♪この結末は予想できかねます。
秋 お弁当箱
おくさんに作ってもらったお弁当に飽きて・・・
♪おかず交換!
冬 高速道路ぞいの森
今夜もやす薪を集めに息子のミケリーノは・・
♪ここでクイズ・都会の森とはなんでしょうか
春 おいしい空気
転地療法を勧められてた娘のために、一家で丘へピクニックへ・・
♪田舎暮らしに憧れて引っ越したまではいいけれど・・という感じ。
夏 牛とすごした夏休み
放牧場へ向かう牛の群れを追いかけて息子のミケリーノは長い休暇に出た
♪農場の夢と現実
秋 毒入りウサギ
退院したマルコヴァルドさんは研究室のウサギを連れ帰った・・
♪人間の勝手に振り回されるウサギがいちばんかわいそう
冬 まちがった停留所
インドの森の映画を見たあと、マルコヴァルドさんはまちがった停留所で降りた
♪♪夢のような夜の街で、迷いに迷って行きついた先が・・・・
春 川のいちばん青いところ
安全な魚を手に入れようと、釣りに出かけたマルコヴァルドさん・・
♪汚染魚か罰金か関税か、選択を迫られるマルコヴァルドさんの第四の選択。
夏 月と《ニャック》
アパートの向かいの巨大なネオンサインに夜空を奪われて・・・・
♪ホッとしたのもつかの間、もっと巨大なネオンサインが・・
秋 雨と葉っぱ
会社の部屋で日の当たらない鉢植えの木を、雨に当ててやって・・・
♪♪植木を世話するのに夢中になってどんどん過激になると植木もそれに答える
冬 スーパーマーケットへ行ったマルコヴァルドさん
貧乏なので見学に行っただけなのに、大きなかごいっぱいに・・
♪一家全員でかごをいっぱいにした後、さあ、どうするのか
春 けむりと風とシャボンの泡
町中の無料洗剤サンプルをあつめる子どもたち
♪さいごは夢のような風景に・・
夏 都会に残ったマルコヴァルドさん
都会の自然を満喫しようとヴァカンスには行かないマルコヴァルドさん
♪あーあ
秋 がんこなネコたちの住む庭
友だちのトラネコも教えてくれない秘密をついに突き止めた
♪♪♪マルコヴァルドさんの突飛な行動には慣れたけど、それにしても意外な展開
冬 サンタクロースの子どもたち
サンタ姿で会社の顧客にプレゼントを配るマルコヴァルドさん
♪♪最終話らしい見事でシュールなどんでん