壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

精霊の守り人 上橋菜穂子

イメージ 1

精霊の守り人 上橋菜穂子
偕成社軽装版ポッシュ 2006年 900円

こういう長いシリーズ物は、何かきっかけがないと、読み始めるのが難しいですね。少し前にアニメ化されたものを数話見たのですが、それ以上見る気にも読む気にもなれませんでした。ところが『精霊の守り人』の冒頭の部分が、音訳の講習のためのテキスト教材に指定されていて、それを読んでいたら、結局全部読みたくなってしまいました。(最近、図書館の音訳ボランティアに参加しようと、講習を受けています。)

この本は、もともと児童向きのものを漢字表記だけを大人向きにしたというもの。二時間ほどで読めてしまう量ですが、このファンタジーの世界は魅力的です。人間世界であるサグと精霊の世界ナユグが同じ場所に同時に存在するという、わかりやすいけれど豊かなイメージを持っています。短槍使いの女用心棒バルサが新ヨゴ皇国の第二皇子チャグムを助けるという話なんですが、皇国の建国正史と、被征服民の民間伝承の食い違いが命を救うヒントになっていたり、とってもよくできています。チャンスがあったらもう少し読み進めてみましょう。


❀❀❀❀❀❀ RETROの庭 ❀❀❀❀❀❀
スローもロハスも縁遠く、雑草との戦いをさっさと諦めてプランター園芸をしている初心者です。たいした手間をかけなくても、季節が来れば咲く花の記録として不定期掲載。

今年のゴーヤ顛末記

今年の暑さでずんずんツルを伸ばし、実がなった我が家のゴーヤは、しかし、いつまでたっても10センチ以上には成長しません。いつか大きくなるだろうと放っておいたら熟してこんな事になっていました。もうびっくり!!種の周りの赤いところはとっても甘いですが、黄色くなった皮はもう食べられません。
イメージ 2

途中の肥料切れか水切れが原因なのでは?と疑いましたが、どうもゴーヤの種類のようです。電力会社のキャンペーンで貰った種を蒔いたので種類名は不明です。八百屋で売っているように立派なのは特別な栽培農家専用らしいのです。小さいけれど黄色くなりかけたのをあわてて収穫しました。
イメージ 3

買ってきたのと比べてみると、これでは、『ゴーヤ』というより『ボーヤ』ですね(笑)。ボーヤチャンプルー、苦くなく柔らかくておいしかったですよ。
イメージ 4