壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

プルーストと音楽

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プルーストと音楽 藤原 裕 皆美社 1986年
楽家プルースト ジャン・ジャック・ナティエ 斉木眞一訳 音楽之友社 2001年 

図書館の返却期限を更新して、「失われた時を求めて」の編訳をずっと読んでいましたが、やっと「スワン家のほうへ」が終わったところです。就寝前に音楽を聴きながら読むと、数分で眠りに落ちますのではかどりません。図書館では、いっぺんに五冊しか借りられないので、そろそろ返したいし、これ以上読み進めるなら、購入を考えましょう。

なんとなく、気持ちが切り替わらないので、プルースト関連の本を二冊借りましたが、これは読めませんでした。研究書のようで、内容が専門的過ぎて、全く理解できませんので、字面だけざっと目を通しただけでした。映像芸術のない19世紀の文学と音楽の融合というのは、こんな形ではかられていたのでしょうか。

ベートーベンの後期の作品に言い及んでいたので、いくつかBlue Sky Labelで聴きました。「ハンマークラヴィーア」は、以前はとらえどころのないものという認識しかなかったのに、この歳になって聞くと全くちがった印象を持ちます。バックハウスのモノラル演奏でしたが、胸に迫るものがあります。