壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

工学部・水柿助教授の逡巡

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工学部・水柿助教授の逡巡 森博嗣
幻冬舎 2006年(2004年) 829円

以前に読んだ、「工学部・水柿助教授の日常」の続き。森博嗣氏が如何にして作家となったのかの経緯が、いやいや水柿助教授が如何にしてミステリー作家となったのかが、小説、エッセイ、メタフィクションの形で綴られます。戯文、駄(洒落)文、常套句、パロディー、スプーフ、楽屋落ち。森ファンならきっと楽しめると思うので、「すべてがFになる」を買いました。図書館の本はずーっと貸し出し中です。水柿センセと愛妻須磨子さんの会話はすばらしく面白い。如何にして専業作家となったのかもそのうち出るのかなあ。