70歳からは超シンプル調理で「栄養がとれる」食事に変える!
塩野﨑 淳子、 若林 秀隆
月980円の読み放題の元を取るために読む。
土井正晴さんの『くらしのための料理学』にある “簡単な料理をゆっくり作って、ゆっくり食べてください。一人で食べる時もきれいに整えてください。必ずなにかが変わります。” という言葉で、食餌日記を始めて二年近くたった。お膳に並べて写真を撮りブログにすることで、独り暮らしの毎日の食事のモチベーションが保てている。しかし、料理に飽きてくることがあるし、栄養が足りているのだろうか、いや、食べ過ぎていないだろうかと迷うこともある。時々、こういう手軽な本を読んで自分を励ましている。
栄養の基礎が丁寧に説明してあり、献立例も載っている。
要するに、「たんぱく質+野菜+主食」のバランスさえ守れば、缶詰や練り製品、カット野菜、冷凍野菜を活用し、品数豊富にする必要もないという事。
その他、塩分に注意して薄味に慣れる。必要以上に無添加にこだわらない。一日30品目は過去の常識。品数を豊富にしなくていい。卵のコレステロールを気にしなくていいが、植物性たんぱく質も摂ろう。無理なダイエットは不必要だが、運動は大事。噛める歯を保つため、歯科の定期健診を忘れずに。
上記のようなことは、日々の暮らしの中でだいたい実行している。私の場合、カロリー摂り過ぎの問題があるので、毎日の体重チェックが欠かせない。あとは食費との兼ね合いの経済的問題。決まった食費の中で作っているので、物価の急激な上昇が、献立に反映しないわけがない。最後の問題は、いつまで自分で買い物に行って、自炊できるかという事。衰えていく自分をどのように自覚して対処していけるのだろうか。