壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

指輪物語

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指輪物語 トールキン
瀬田貞二 訳 評論社
第1~4巻 『旅の仲間』 第5~7巻 『二つの塔』 第8~9巻 『王の帰還

昨夜、テレビでロードオブザリングⅠを放送してました。そういえば、三部作の最後までテレビで放映してました。先月、指輪物語を読み直したのです。かなり前に一度読んだことがあったのですが、冗長でストレスフルな感じは同じでした。児童向きでないことは確かですが、それにしても読みにくい。

物語を支える世界観に入りこめないのは何故?翻訳の仕方に問題があるのでしょうか。瀬田貞二の訳が悪いというのではないけれど、固有名詞に訳語と原語(カタカナ)が入り混じっていて、想像の邪魔になるような気がするのです。
原語で読めれば問題はないが、ハリポタの英語ほど簡単ではないらしいので(確認してません)、問題外です。映画館で映画を見るのが一番いいかもしれません。小さな画面のTVでは迫力がなく、うちのテレビは、さらにアナログピンボケでよくわかりません。

シリーズ物のファンタジーが流行しているこのごろに、「ナルニア国物語」を読み返してみるもの何か不本意な感じはするのですが、時間があったら再読しましょう。ナルニア国は成人してから読んだので、「本当は子供の頃に読みたかったもの」の一つです。大人でももちろんおもしろいので、数回は読みましたが、やはり子供の頃に出会いたかったなあ。翻訳されていなかった(かろうじて原書が出版されていた)頃ですから、無理ですが。

昔は地域に図書館がなく、小学校の図書室すら自由に出入りできなかった時代です。かろうじて学級文庫(30冊くらい)というのがあって、何ヶ月かに一回交換して、別のセットになりました。ですから何度も同じ本を読むしかなかったのです。今考えるとたいした本は置いてありませんでした。

私の読書体験の原点は、小学校高学年で、買ってもらった「岩波少年少女文学全集全30巻」で、毎月一冊ずつ配本になりました。その一ヶ月間のどんなに待ち遠しかったことか。今はもう手元にないその全集の内容を確認したいものです。

ありました!岩波少年少女文学全集! googleしていたら千葉大OPACがひっかかってきました。
これについては後日 http://blogs.yahoo.co.jp/rtpcrrtpcr/14487355.html