きょうだいの対談は、ふたりともリラックスしていて、言いたい放題、多少話がかみ合わなくても気にしていないし、共通の思い出に対して共感もあれば、「えっ、そうだったの?」なんていうこともあって、楽しい。ぜんぜん分野の違うお二人の池内さんが兄弟だとは、思いもしませんでした。
巻末には、これまで(1950年から1998年まで)に出版された岩波少年文庫のリストがあります。数えたら約350冊。でも最新刊(「ともしびをかかげて」)は592というナンバーがついているので、いったい何冊あるのか不明です。最近ずいぶんと古い本の復刻版が出ているのは、この本を読んで育った世代が、ひまになって再読しているのかなあ、なんて思いました。「岩波老年文庫?」
最もたくさん再読したシリーズは「ナルニア国」です。
最もなつかしいもののひとつは「ムギと王さま」です。
最も好きな動物文学は「名犬ラッド」です。
最もドキドキしたもののひとつは「二人のロッテ」です。
まったく思い出せないもののひとつは「タオ・チーの夏休み日記」です。
きりがないのでこの辺で。