壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

十二国記 月の影 影の海(上・下) 小野不由美

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十二国記 月の影 影の海(上・下) 小野不由美
講談社X文庫ホワイトハート 1992年 各530円

たぶんこの順序でいいんでしょうね。娘から借りた十二国記をさっそく読みました。このレーベルの本を読むのは初めてです。ギアがトップに入っている感じでかなりの速度で読み飛ばしました。物語もスピード感があるし、人名地名が漢字なので読みやすいせいです。いつもかなりのカタカナ固有名詞を読んでいるはずなのに、やはりカタカナは速度が落ちます。

中嶋陽子は平凡な高校生。どちらかといえば優等生タイプです。それが突然異界につれてこられて、見知らぬ国の王になることを迫られるというファンタジーの王道です。陽子が苦しみ悩みながらも王としての使命を果たすことを決意するまでが描かれます。ストーリーよりもさらにこの異世界の面白さに惹かれますね。「胎果」をはじめとする魅力的なガジェットがいっぱいで、この世界をもっと知りたいという思いに駆り立てられて一気読みしそうなので自制しなければ・・。