壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

薬屋のひとりごと  日向夏

薬屋のひとりごと 1/2/3  日向夏

ヒーロー文庫  Kindle unlimited

夜中に目が覚めて、眠れないままテレビを付けた。半分寝ぼけながら見たアニメが面白そうだったので原作を探した。ヒーロー文庫というレーベルを初めて知った。14巻もある人気のライトノベルらしい。最初の3巻が読み放題になっていた。

中華後宮ファンタジーというらしい。花街で養父と共に薬屋をしていた猫猫という娘が人攫いに合い、後宮の下女として売り飛ばされた。そこで毒殺事件を解いたことから、美男の宦官に見いだされて、次々と事件を解決するミステリ。

三十年以上前に読んだ『後宮小説』を思い出した。ファンタジーノベル大賞の受賞作だった。以来、後宮を舞台にした小説やコミックはたくさんあるらしい。韓流・華流の歴史ドラマにも後宮物が多そう。人気のジャンルなんだなあ。

 

ライトノベルなので、文章が簡潔過ぎて読みにくいし、ミステリとしても突っ込み所はあるが、猫猫の独特のキャラクターが物語を引っ張っていく。史実は考慮しなくていいし、何も考えず気楽に楽しく読んだ。読み放題は3巻までなので、これ以上は読まないでおこう。年寄り向きではないが、テレビアニメの方はもう少し続けて見ようか。