壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

麒麟の翼 東野圭吾

用事が一段落して、やっと留守宅に戻ってみると、予想通り庭は雑草だらけです。あいにく梅雨入りで庭仕事もままなりません。種を播いたまま放置していた朝顔の苗が、何とか生き残っていたので大きなプランターに植え替えました。かなり弱っているようなので心配です。
今後もたびたび留守にする予定なので、プランター園芸は大きく方針転換しなければならないようです。とりあえずプランターごと土に埋めてみます。乾燥に強い花を育てようと、日日草の種を撒きました。


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麒麟の翼 東野圭吾
講談社 2011年 1600円

加賀恭一郎シリーズ最新刊だから、図書館で予約数三桁後半は必至、という本を貰いました(ラッキー!)。
日本橋界隈の人情話という、『新参者』の路線そのままで、話の運びも想像できる範囲に落ち着いて、読みやすい本でした。加害者も被害者も容疑者もそれぞれに救いが用意されていて好感が持てますが、『新参者』の構成の巧みさはありません。

『新参者』を読んだ後にドラマを見たので、私の頭の中の加賀恭一郎刑事が、時々阿部寛に置き換わります。(別に不満はないけれど、若干違和感が・・)。この先、加賀シリーズはどんな風に展開するのでしょうか。このまま人情話としてマンネリ路線に行くのか、新たな趣向で楽しませてもらえるのか、気になります。未読の既刊も探しましょう。