壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

ラストライン 堂場瞬一

ラストライン 堂場瞬一

文春文庫  電子書籍

f:id:retrospectively:20210517204858j:plain

定年まであと10年のベテラン刑事・岩倉剛が本部から所轄に移ってきた。新人の女性刑事・伊東彩香を相棒にして,鋭い人間観察と驚くべき記憶力を駆使して,一人暮らしの老人が殺害された事件と若い新聞記者の自殺という関連のなさそうな事件から,かつて世間を騒がせた大事件の闇を暴く。

 

堂場瞬一の警察小説で,定番なんですが面白い。新しいシリーズの第一作なので,読んだかどうかを心配せずに楽しみました。多作のミステリー作家の作品で,特にシリーズ物はどれを読んだのか把握しきれなくて混乱します。既読の堂場瞬一の本はすべて,ミステリー好きだった亡父からの貰い物でした。自分の読書メーターで調べると,シリーズの途中を何冊か読んでいました。

 「刑事の挑戦・一之瀬拓真」第3作

「刑事・鳴沢了」第1作,第2作

「警視庁失踪課・高城賢吾」第9作

「アナザーフェイス(大友鉄)」第4作

「警視庁犯罪被害者支援課」これは読んでいないと思うが,わからない。

TVの二時間ドラマの原作になっているものもあるかもしれないし,もうごちゃごちゃ。

幾つかのシリーズはあるときにクロスオーバーしていて,これは読者として知っているべき人物じゃないか?などと,余計な心配しつつ読むのも…まあ楽しいかな? 

 

50%のポイントディスカウントでまとめ買いをしたシリーズを,飽きるまでもう少し読みます。歳をとって読書スピードがすっかり落ちてしまったので,この本のように1~2日で読み終える本が今はうれしい。