マンローの初訳かと、勘違いと思い込みで借りてきました。10篇のうち半分が既読だったことに気が付いて、はじめはがっかりでしたが、再読できて良かったと思うものばかりでした。これまでにクレストブックスから出た短編集から、堀江敏幸さんが一作家一作品を選んだものです。ベスト・コレクションということで、アンソロジーとしてテーマはハッキリしませんが、クレストブックスの紹介という感じです。読もうかどうか迷っていたバックナンバー『シェル・コレクター』を思い出しました。さらに読みたくなった元の短編集は、最初のベズモーズギスと最後のトレヴァーです。
『エルクの言葉』(エリザベス・ギルバート)<<『巡礼者たち』より
エルクの現れた瞬間の緊迫感と、抑えていた感情のほとばしり。
エルクの現れた瞬間の緊迫感と、抑えていた感情のほとばしり。
『献身的な愛』(アダム・ヘイズリット)<<『あなたはひとりぼっちじゃない』より
姉とゲイの弟と男のゆがんだ三角関係の悲哀。
姉とゲイの弟と男のゆがんだ三角関係の悲哀。