壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

イタリア幻想曲

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イタリア幻想曲 貴賓室の怪人2 内田 康夫
角川書店 900円 2006年

名前に惹かれて、イタリアつながりで浅見光彦シリーズを久しぶりで読みました。イタロ・カルヴィーノ「サン・ジョバンニの道」に出てきたトスカーナ地方が舞台でしたが、偉大なるマンネリの世界でした。舞台こそイタリアですが、名探偵は年を取らないし、印籠の紋所も通用して、兄の過去の経験が関連し、流行のダビンチコードさえ出てきて、曖昧な結末と盛りだくさんでした。作家本人が出てくるのはウルサイですが、あとは結構好きなんです。でもどうでもいい内容なので、読んだかどうか忘れてしまうことが多くて、もう一度読みそうになります。

内田康夫の何を読んだか本の後のリストで見ると150近くある著作のうち、半分以上は読んだことがあるみたいです。あと五冊、内田康夫の本をもらったので今週末の暇つぶしになります。読んだらB〇〇K 〇FFです。