壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

風の盆幻想

イメージ 1

風の盆幻想 内田康夫
幻冬舎 2005年 1680円

内田さんは「幻想」がお気に入りのようで、「イタリア」も、「しまなみ」も幻想です。おわら風の盆の舞台裏が泥沼状態なのは、本当ならばさもありなん、虚構ならばよく考えてあると思いました。

設定はいささか不自然ですが、踊りの場面の描写は優れていて雰囲気が伝わってくるようです。浅見光彦内田康夫の掛け合いは、あまり好きではないので、できたらやめてほしかった。