新潮社 図書館本
読もうか読むまいか、長い間迷っていた本だが、移動図書館の棚で見つけてしまったのは、本読みの業か。山本文緒さんと同じ病で、15年前に夫を亡くしているので最期の様子は想像がつくが、あえて思い出すのは辛い。心の厚い瘡蓋をはがす真似をしてどうする?と自分に問うが、作家としてどんな思いを綴っているのか読んでみたかった。
その余命を「長い」とさえ感じて過ごしたという。コロナ禍で無人島に暮らすような生活が、「ふたり」で本当によかったと思う。
無人島で一人ボッチは辛かろうと、読み終わった後に緩和ケア、ホスピスをネット検索した。美しい島のホスピスで美味しいオヤツを食べながら・・・なんていうのは夢か。こんなことしか書けなくてごめんなさい。