有名なゼノンのパラドックス「アキレスとカメ」から、数学と哲学の簡単な歴史をひもといているのですが、内容は絵本を読むようにはいきません。数の連続性や有理数、無理数の話、無限とは何かに話が及びます。ごく短い本なのでながめているだけでも、分かったような気がしない・・・・でもありません(どっちだ)。
「俊足のアキレスは、一キロ先から出発したカメに追いつくことができない。なぜなら、アキレスがカメの出発点に来た時カメはもっと前に進んでいる。アキレスが追いつく前にカメが必ず先んじている」という、このパラドクスを聞いたときの反応が文系の人は「ありえな~い。だって現実に追いこしちゃうんだもの」といい、理系の人は適当に数値化したモデルを使って無限等比級数の和を求めるそうです、こんな風に。
でもいくらカラーで手書きにしてもねー、数式は数式です。
でもいくらカラーで手書きにしてもねー、数式は数式です。