壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

名もなき書  The book with no name アノニマス

イメージ 1

名もなき書  The book with no name アノニマス
成川裕子訳 PHP 2008年 各1700円

由緒ありげな凝った表紙の本が上下揃いで並んでいたので、予備知識無しについ借りてしまったのです。
読者へ
心の清き者のみが、本書をひもとくことを許される。
読者はぺージを繰り、章から章へ読み進むにつれ、最後へと近づくだろう。
しかし、誰もが最後までたどりつけるわけではない。
多くの錯綜するプロット、異なる文体に、ある者は混乱し、頭がくらくらするかもしれない。
真実を求めて読み進むあいだも、それはずっと貴方の目の前にあるのだ。
闇は来る。それとともに大いなる悪も。
そして、本書を読んだ者は、ふたたび光を見ることはないかもしれない。-アノニマス
という思わせぶりな前書きで、少しアヤシイとは思いました。読み始めて???これは何???

アマゾンの紹介を確かめると
ロンドンにて「Anonymous(アノニマス:匿名)」の名で仲間内に配布されていた本作品。
ネットや口コミで話題となり出版されるやいなや、一躍ベストセラーとなった衝撃のスプラッタ・ホラーの邦訳。
サンタ・モンデガで起きた5件の殺人事件。
無法地帯のこの町では、事件自体珍しくないのだが、この5件に関しては違っていた――
被害者はみな、この世のものとも思われない死に方をしている。
マイルズ・ジェンセンは殺人事件を捜査するため、無法の町サンタ・モンデガへと赴く。
捜査を進めるなか、何の接点も、関係もないと目されていた5人には共通点があった。
それは、匿名希望の作者が書いた『名もなき書』という本を図書館で借りていたということ……。
また、「月の目」と呼ばれる青い石を追って二人の修道士がサンタ・モンデガを訪れるのだった。
スプラッタ・ホラーというのは、苦手なんですが、・・・・・・
あまりのB級にあきれつつ、それを面白いと思う自分にもあきれつつ、最後まで読んでしまいました。・・・とくにお勧めはいたしません。