近頃マイブームの、コージー・ミステリとドイツが出会った作品を新着図書コーナーで見つけました。”いかにも”の題名とこの表紙の軽い感じのイメージ。さらにこんな宣伝文句
殺人現場でつまい食い! 容疑者とレシピ交換!
翻訳の文体も軽くて、笑えるユーモア・ミステリかと思ったら少し当て外れで、あまり笑えず、おしゃれじゃない。グルメというより食いしんぼ。
殺人現場でつまい食い! 容疑者とレシピ交換!
翻訳の文体も軽くて、笑えるユーモア・ミステリかと思ったら少し当て外れで、あまり笑えず、おしゃれじゃない。グルメというより食いしんぼ。
ドイツ料理にはなじみがなく、たぶん地口や冗談だろうと思われる言い回しがわからないのと、舞台であるケルンの町を知らないとわからないこともありそうで、よほどのドイツ通でないと楽しめないのかもしれません。
警部キュッパーの言葉使いに違和感があり、人物像がなかなか描けなくて困りました。ミステリの方は、登場人物が個性的なのと、後半は展開が速くて飽きることはありませんでした。毎度のことですが、トリックにはちゃんと騙されました。
シェッツィングは現代ドイツのベストセラー作家だそうです。海洋物SFが面白そうなのでそのうち読もうと思います。