2007-09-08 ブルータスの心臓 読書 ブルータスの心臓 東野圭吾 光文社文庫 1993年 571円 三人の男たちの、あまりにも身勝手な犯行計画が頓挫したその裏に、さらに別の計画があるらしい。犯人が犯人を追う趣向が面白い。ブルータスは産業用ロボットの名前。最後はやはり「ブルータス、おまえもか」。 不用本を貰ってきたので、ずいぶんと古い東野作品を読みました。1989年に書かれたものですから、高速道路を使ったアリバイ工作も現在では成り立たないし、お金持ちたちも、上昇志向の強い登場人物もあの時代のものです。でもやはり東野作品は作品毎に工夫があってそれなりに面白いですね。 東野作品、今までに10冊くらいは読んだと思います。マイベストは迫力満点の「天空の蜂」ですが、原発物は影響がありすぎて映画にはならないのかしらね。「容疑者X~」初め最近五年くらいの作品は未読です。「白夜行」と「幻夜」は文庫本を貰いましたが、あまりの厚さにびびって現在積読中。