壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

アクアリウム

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アクアリウム 篠田節子 1993年 スコラ

奥多摩の鍾乳洞地底湖に棲む知的生物(の幻想)に取り付かれた主人公(地方公務員)が、環境保護運動に巻き込まれていきます。環境保護団体の裏側も出てくるけれど、熱帯魚オタクの主人公が突然行動派になるところが不自然でなく読めるのは、文章が巧いせいでしょうか。