壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

最悪

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最悪 奥田英朗 講談社文庫 2002年 876円

たまたま手に入れた本ですが、犯罪小説という分野だそうです。三人の平凡な人生が犯罪をめぐって交錯し、結末になだれ込んでいく。この形式のもっと大掛かりなものは「グランド・ホテル形式」と言うのではなかったでしょうか。

アーサー・ヘイリーの小説で「ホテル」、「大空港」、「病院」(これは確か最後の診断)などを舞台にした小説を昔読んだ覚えがあります。アーサー・ヘイリーは最近亡くなったと思います。最後の作品は何だったのでしょうか。調べてみましょう。  ありました。「殺人課刑事」だそうです。今度読みます。

読み始めるとやめられないタイプの話で、すぐに読んでしまいました。奥田英朗には「邪魔」という同様の小説があるようなので、探してみましょう。