壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

イコン 今野敏

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イコン 今野敏
講談社 1995年 1800円

神南署安積班シリーズ。安積と同期の宇津木(本庁生活安全課)が主人公となって、パソコン通信とネット上のヴァーチャルアイドルを巡る殺人の捜査が行われます。仕事ばかりで妻子とうまくいかない宇津木が息子とコミュニケーションをとろうと努力するところなどは、「隠蔽捜査」と同様のテイストです。題材が少し古いせいか説明が冗長に思えますが、真相を知りたくて最後まで読みきりました。ただ少年犯罪というのが痛ましいところがあります。

短い感想なのは、このシリーズを続けて読みすぎてだんだん飽きてきたせいかも。