壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

ぼんくら

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ぼんくら 宮部みゆき 講談社 2000年 1800円

宮部みゆきの時代小説は、見つけると読んではいたのですが、未読のものがありました。
未読のものが見つかるのは、楽しみです。
「ぼんくら」は連載中に一部読んだだけですので、「日暮し」「あかんべえ」「孤宿の人」が未読です。この際だから時代小説をリストアップしたいと思います。
大極宮HPから) http://www.osawa-office.co.jp/

お初シリーズ 震える岩(1993)天狗風(1997)
連作短編 本所深川ふしぎ草紙(1991)初ものがたり(1995)
短編 かまいたち(1992)幻色江戸ごよみ(1994)堪忍箱(1996)あやし(2000)
ぼんくらシリーズ ぼんくら(2000)日暮し(2004) おまえさん(連載中)
その他 あかんべえ(2002) 孤宿の人(2005)
その他時代小説関連 宮部みゆきの江戸レシピ(2006)平成お徒歩日記(1996)

「ぼんくら」は短編と長編が混じった形式で、5編の短編が、長編「長い影」のプロローグのようになっているのですが、それぞれに独立した話として読めます。長い影の部分はかなりエンターテインメント性が強く、甥の弓の助は今までにない美少年キャラです。茂七親分はもう米寿だそうです。
未読の「日暮し」や「あかんべえ」「弧宿の人」は図書館ではなかなか読めないので、文庫になった頃にでも読みましょう。