壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

新・御宿かわせみ 平岩弓枝

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新・御宿かわせみ 平岩弓枝
文春文庫 2010年 600円

やっと、文庫版が出ました。御宿かわせみから通算35巻目になります。

舞台は明治六年、江戸を舞台にした最後の「かわせみ」から、もう何年も時が過ぎたようです。英国に留学したという神林麻太郎が帰国した場面からはじまります。代が変わり、幾人もが鬼籍に入っているのに驚きました。時代が大きく変ったとともに、神林家、麻生家、畝家にも大きな事件が起きていました。

麻太郎は医者、源太郎は探偵になっていて、この事件を解決します。探偵と医者という組み合わせはゴールデンコンビですね。花世は相変わらずのおてんば。千春はおるいさん似のしっかり者で美人。この四人の関係は今後どのように変っていくのでしょう、楽しみです。