壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

はるかなるわがラスカル スターリング・ノース

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はるかなるわがラスカル スターリング・ノース
亀山龍樹訳 小学館ライブラリー 1994年 820円

Yahoo動画で「あらいぐまラスカル」を見かけ、懐かしくなって原作を読み返しました。アニメテーマソングは作詞が岸田衿子でしたね。とくにエンディングの「おいでラスカル」は大好きです。幼い子供たちの御守りをテレビに任せて家事をしていたので、歌だけしか知らないのですが、アニメと原作ではかなりストーリーが違うようです。アライグマがペットとしてもてはやされた結果、特定外来生物になってしまうというおまけもありましたが・・・・原作の面白さを再認識しました。

原作はYAといったところでしょうか。第一次世界大戦のころのウィスコンシンです。幼い頃に母を亡くしたスターリング少年は父親と二人暮し。カラスのポーとセントバーナードのハウザー、世話しているたくさんの動物たち(ウッドチャックやスカンクなど)や野生動物とのふれあいには読むたびに感動します。フランス戦線に出征している兄がいますが、戦時下とはいえ北米の農園はのんびりとしたものです。ラスカルとの別れの場面はあっさりと描かれているのがいいですね。

リリアン伯母さんが作ってくれるご馳走から、インガルス一家の物語、特に「農場の少年」を思い出してどうしても読み返したくなり、物置からシリーズを持ち出してきて本棚に並べました。でも今日が返却期限の図書館本があるのでガマン、ガマン。