銀河連盟への反逆者によって調査隊はロカノンを残して全滅し、通信手段も失われてしまった。この星にある唯一の通信装置アンシブルは、反逆者の元にある。
数人の同行者と共にアンシブルを探して、未知の大陸を旅するロカノンだが、その旅は厳しく、新しい種族に出会うたびに同行者を失った。ロカノンは古えの種族に出会い、ある能力を授かる。
ロカノンの視点からのみ語られる、静かな、神話のような物語です。後期の作品のように説教臭い(^^;ところもなく、初々しい読みやすい作品です。表紙の絵がなくとも、萩尾望都を連想するような美しい世界でした。
このシリーズをもっと読むつもりになりました。たぶん全部未読です。ル=グィンのHPにあるEkumenの物語(ハイニッシュシリーズ)は以下。
ROCANNON'S WORLD 1966 本書 ロカノンの世界
PLANET OF EXILE 1966 辺境の惑星
CITY OF ILLUSION 1967. 幻影の都市
THE LEFT HAND OF DARKNESS 1969 闇の左手
THE DISPOSSESSED: AN AMBIGUOUS UTOPIA 1974 所有せざる人々
THE WIND'S TWELVE QUARTERS 1975 風の十二方位(短編)
THE WORD FOR WORLD IS FOREST 1976 世界の合言葉は森
A FISHERMAN OF THE INLAND SEA 1994. 内海の漁師 (短編)
FOUR WAYS TO FORGIVENESS 1995 未翻訳?(短編)
THE TELLING 2000 言の葉の樹
THE BIRTHDAY OF THE WORLD 2002 未翻訳?(短編)
PLANET OF EXILE 1966 辺境の惑星
CITY OF ILLUSION 1967. 幻影の都市
THE LEFT HAND OF DARKNESS 1969 闇の左手
THE DISPOSSESSED: AN AMBIGUOUS UTOPIA 1974 所有せざる人々
THE WIND'S TWELVE QUARTERS 1975 風の十二方位(短編)
THE WORD FOR WORLD IS FOREST 1976 世界の合言葉は森
A FISHERMAN OF THE INLAND SEA 1994. 内海の漁師 (短編)
FOUR WAYS TO FORGIVENESS 1995 未翻訳?(短編)
THE TELLING 2000 言の葉の樹
THE BIRTHDAY OF THE WORLD 2002 未翻訳?(短編)
図書館に翻訳は全部あるようです。古いほうから読もうかと思いましたが、借りてきた「言の葉の樹」は最新刊でした。まあいいか。