壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

シュナの旅

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シュナの旅 宮崎 駿
徳間書店 アニメージュ文庫 1983年 390円

読書にいささか疲れてネットをうろうろしていると、ある場所でGedo Sennkiを見つけました。ゴローさんのです。我慢できず見ちゃった!こんな小さな画面で見るのは、原作者に失礼ですが、テレビでまた見ますので許してくださいな。

ル・グィンの物語ではないけれど、絵はきれいだし、テルーの唄もいいし楽しめました。でもゲドの物語やテナーの物語を知っているという前提で構成されているので、ゲド戦記を読んでいても読んでいなくても違和感があるでしょうね。

砂漠の船や、人買いの車は「シュナの旅」そっくりの絵で、また読みたくなりました。大好きなので、数え切れないくらい読み返しているのですが、いつもその結末に感動してしまうのです。宮崎さんのあとがきによれば、チベットの民話「犬になった王子」が原作で、地味なためアニメーション化は断念せざるをえず、コミック化したそうです。

アレンを追ってきた影は「風の谷のナウシカ」の皇弟ミラルパの影のようでしたが、これは反対で、宮崎さんがルグィンの影響を受けているわけでして・・。「ナウシカ」を読み返すと大変な事になるので我慢しましょう。

シュナの旅」はアニメ化されたものを是非見たいと思います。頭の中でコミックをアニメ化する作業は、あまり経験がないので全く不得意です。若い人はできるんでしょうね。