文春文庫 電子書籍
明治の代になってから4作目です。旧シリーズの一巻からずっと文庫本がでるたびに購入していたのですが,もう手元に一冊も残してありません(終活です)。この巻から電子書籍に切り替えました。5作目を読もうと思って,千春の結婚相手の清野凜太郎って誰?と思って読み返しています。売れないけれど,検索できる電子書籍は便利です。旧シリーズの全34巻が合本で電子書籍になっていて,欲しい気もするけれど,我慢,我慢,終活,終活。
明治の代になった新シリーズ第1作では,衝撃的な世代交代がありました。かなりショックでしたが,子供たちは今や立派に成長し,世の中がすっかり変わっても,相変わらず身の回りに殺人事件が多すぎるにしても,かわせみの時間はもとのままゆったりと流れていきます。麻太郎を見るにつけ東吾さんを思い出すおるいさんです。10年以上の不在(行方不明)をよく耐えてきたなと思います。東吾さんが再登場することはもうないだろうな…と思いますが…
あらすじは無しで,タイトルのみ「イギリスから来た娘」「麻太郎の友人」「姥捨山幻想」「西から来た母娘」「殺人鬼」「松前屋の事件」「蘭陵王の恋」
かわせみの物語はくり返しドラマになりました。おるいさんと東吾さんのカップルは何人もの俳優さんが演じました。全部見ている!と思っていたけれど,Wikipediaで調べたら,見ていないのがありました!
1973年 TBS 若尾文子 中谷昇(見てないかも)
2013年 新シリーズ 時代劇専門チャンネル 真野響子(見てない!)
本を読みながらイメージするおるいさんは,やはり真野響子さん。
ネットで調べていたら『「かわせみ」は日本人の精神安定剤』という書評がありました。なるほどね。