主よ、永遠の休息を 誉田 哲也
就寝前の読書としては選択ミスでした。悲惨で痛ましい事件を扱っているのにページタナーで,読み終えてもどこにも救いがありません。こんなひどい話を読んでいるのに読むのをやめられない自分が嫌いになりました。あらすじを書き留める元気はありません。
題名から希望のある救済の話を予想していたのに,『主よ、永遠の休息を』は絶望の言葉でした。最後の場面で涙しました。読み終わって,桐江という名前は「キリエ・エレイソン」から来ているのかなと思いました。
次は何か「いい話」を読もうと図書館へ出かけましたが,前後が休館日で,貸出カウンターには館の外まで人が並び密な状態でしたので,予約本だけ受け取って早々に帰宅しました。