壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

あずかりやさん 桐島くんの青春 大山淳子

あずかりやさん 桐島くんの青春 大山淳子

ポプラ文庫 2018年7月 

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あずかりやさんの二作目です。

 

『プロローグ』『あくりゅうのブン』 文机が語る作家志望の男の話。長い間あずけられて文机がぼやきます。

『青い鉛筆』 中学一年生の女の子が、思い余って青い鉛筆をあずけに来ました。同級生との関係、家庭環境など、やっかいなものを抱えた少女が成長していく様子にほっとします。

『夢見心地』 トロイメライを奏でるオルゴールの数奇な運命。

『海を見に行く』 店主の桐島くんの青春をとおして、なぜこのあずかりやをはじめたのか、少しだけわかったかな。