壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

岩波少年少女文学全集

なんでだか忙しいので、乱読もできません。昔読んだ本の話です。
指輪物語 http://blogs.yahoo.co.jp/rtpcrrtpcr/9377392.html 
のついでに思い出した岩波少年少女文学全集のことです。OPAC書誌にあった全巻を下にコピペします。なつかしいの一言。

岩波少年少女文学全集 NII書誌ID: BN05041474
1 ギリシアローマ神話 / ブルフィンチ作 ; 野上弥生子訳. 1961.2.
2 ロビン・フッドのゆかいな冒険 / H.パイル作 ; 村山和義, 亜土訳. 1962.11.
3 シャーロック・ホウムズの冒険 / コナン・ドイル作 ; 林克己訳.1963.1.
4 シェイクスピア物語 / ラム作 ; 野上弥生子訳.1962.6.
5 海底二万里 / ジュール・ヴェルヌ作 ; 石川湧訳.1962.9.
6 日本民話選 / 木下順二作 . 古事記物語 / 福永武彦作.1962.1.
7 エミールと探偵たち / ケストナー作;小松太郎訳. オタバリの少年探偵たち / ルイス作 ; 瀬田貞二訳.1960.11.
8 ヴィーチャと学校友だち ; トーリャの冒険 / ノーソフ作 ; 福井研介訳. 1961.4.
9 ムギと王さま / ファージョン作 ; 石井桃子訳.1961.5.
10 床下の小人たち ; 野に出た小人たち / ノートン作 ; 林容吉訳. 1961.3.
11 さすらいの孤児ラスムス ; 名探偵カッレくん / リンドグレーン作 ; 尾崎義訳. 1960.12.
12 あしながおじさん ; 続あしながおじさん / ウェブスター作 ; 遠藤寿子訳. 1961.10.
13 あらしの前 ; あらしのあと / ドラ・ド・ヨング作 ; 吉野源三郎訳.1961.11.
14 こぐま星座 / ムサトフ作 ; 古林尚訳.1962.4.
15 名犬ラッド / ターヒューン作 ; 岩田欣三訳 . 私たちの友だち / バイコフ作 ; 上脇進訳.1961.9.
16 ツバメ号の伝書バト / A・ランサム作 ; 神宮輝夫訳. 1961.7.
17 長い冬 / ワイルダー作 ; 鈴木哲子訳.1962.10.
18 地下の洞穴の冒険 ; ふたたび洞穴へ / R・チャーチ作 ; 大塚勇三訳.1962.7.
19 宝のひょうたん / 張天翼作 ; 松枝茂夫,君島久子訳 . 陶奇(タオチー)の夏休み日記 / 謝冰心作 ; 倉石武四郎訳.1962.8.
20 ふたりのロッテ / ケストナー作 ; 高橋健二訳 . 町からきた少女 / ヴォロンコーワ作 ; 高杉一郎訳.1961.6.
21 森は生きている/マルシャーク作 ; 湯浅芳子訳 . 青い鳥/メーテルリンク作 ; 若月紫蘭訳.1961.12.
22 夢を掘りあてた人 : トロイアを発掘したシュリーマン / ヴィーゼ作 ; 大塚勇三訳.1961.1.
23 埋もれた世界 : 考古学者の物語 / ホワイト作 ; 後藤冨雄訳 . 大昔の狩人の洞穴 / バウマン作 ; 澤柳大五郎訳. 1962.3.
24 エヴェレストをめざして/ハント作;松方三郎訳.アンナプルナ登頂/エルゾーグ作;近藤等訳.1961.8.
25 ガンジー伝 / J.イートン作 ; 高杉一郎訳 . キュリー夫人 / E.ドーリイ作 ; 光吉夏弥訳. 1962.12
26 エイブ・リンカーン/吉野源三郎作 .ジェーンアダムスの生涯 /ジャッドソン作;村岡花子訳.1962.5.
27 世界をまわろう : 子どものための世界地理 / ヒルヤー作 ; 光吉夏弥訳.1962.2.
28,29 人間の歴史 / イリーン,セガール作 ; 袋一平訳. 上, 下.1963.
30 黄金のパラオ / K.ブルックナー作 ; 北条元一訳. 1963.2.

出版年が一巻から順に並んでいるわけではないので、少しずつばらばらに届いたと思います。最初はムギと王さまだったように覚えています。

ネットで検索していたら、版元ドットコムhttp://www.hanmoto.com/index.html
というサイトで、『30冊の宝物「岩波少年少女文学全集」の思い出』2005年須田純一著 雲母書房という本を見つけました。同じ頃、多分同じようなところに住んでいた人のようです。さらに市立図書館の蔵書であることが判明。予約しようと思います。なんだか古い友人にでも出会ったような気がしました。もちろん知らない人ですが。

小学校時代に買ってもらったもう一つの全集を今突然思い出しました。
集英社「少年少女日本歴史全集全12巻」和歌森太郎編です。これも何度も読み返した本で、小学六年生のときには日本史オタクでした。もちろん子供向きですから、歴史上のエピソードが物語りになっていて、後ろに解説もあるものでした。集英社の社史に写真がありました。
http://www.shueisha.co.jp/history/history3.html

全集の構成は国際子ども図書館( http://www.kodomo.go.jp/index.jsp )の書誌にありました。
1. 国づくりの英雄
2. 花さく奈良の都
3. 貴族の黄金時代
4. 源氏と平家の戦い
5. 南北朝の悲劇
6. 立ちあがる民衆
7. 戦国の武将たち
8. 武家と町人
9. 江戸幕府ゆらぐ
10. あらしをよぶ幕末
11. のびゆく日本
12. 戦争から平和へ

余談ですが(って全部が余談)、上野公園にある国際子ども図書館は、一見の価値ありです。たまたま通りがかりに入ってみたのですが、何時間も過ごしてしまいました。デジタルライブラリーもあるので、ネットで覘こうと思います。

ネットで、図書館の本が検索できる時代になったことが夢のようです。でもパソコンとインターネットなしには一日も過ごせないように思う日常が、何かとても頼りなく思うことがあります。

そういえば、百科事典も売れなくなったでしょうね。正確さということでは、信用の置けないものが沢山あるのですが、ざっと調べる時に、いちいち百科事典を開かなくなりました。今、家にあるのは、もう十年以上前のマイペディア(全1巻)ですが、全くといって良いほど見なくなりました。ネットで簡単に調べるか、図書館に行くかです。デジタル版の百科事典も存在するようですが、いちいちCD-ROMを入れて立ち上げるのが面倒です。辞書も同様です。

子どもの頃よく読んだのが、小学館の百科事典でした。あのころ百科事典流行でしたが、小学校から中学校にかけて愛読書の一つでもありました。”あ”から順番に読んだわけではありませんが、分からないことが、みんな載っている本ですごいと思っていました。地図や昆虫図鑑、植物図鑑もついていました。

あ-いた、いち-おえ、おお-かて、かと-きよ、きら-こお、こか-して、しと-しん、す-たいこ、たいさ-てる、てれ-にも、にや-ふせ、ふそ-むか、むき-わん

これは、百科事典の背表紙にあった一巻ごとの索引範囲です。変なことを覚えていますが、学生時代に、これを覚えている人に出会いました。なんと!ネットで探したら、他にもいました。