壊れかけたメモリーの外部記憶

70代の読書記録です。あとどれくらい本が読めるんだろう…

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

占(うら) 木内 昇

占(うら) 木内 昇 2020年1月 新潮社 1800円 十年以上前に読んだ、この作者の『茗荷谷の猫』 は印象深かった。同じ連作短編だが、雰囲気はだいぶ違う。女たちの心情がより明確に描かれていてとてもいい。 大正の末期頃なのだろうか、職業婦人も専業主婦も家…